フォークリフトの全運転を、人が張り付かずに毎日採点

課題
安全運転の評価は、管理者が現場に立って運転を観察し、社内の重点項目を手書きで採点していました。見られるのは不定期の10〜15分だけです。複数の管理者が見るため評価も割れ、昼勤は厳しく、夜勤は甘くなる傾向がありました。手書きのカルテを入力してグラフにするまでの手間も残ります。基準は人の頭の中にあり、その人がいないと成り立ちません。
サービス概要
工場や倉庫のフォークリフト運転を、車載カメラの映像から採点する仕組みを検証しています。後方の目視確認や交差点での左右確認といった社内の安全基準を、映像から判定します。手元にあるドライブレコーダーの映像で、どこまで自動化できるかを確かめている段階です。
ソリューション
映像を、走行の場面ごとに切り分ける
映像の動きから前進・後退・停止を全編にわたって区分します。14分の映像を197の区間に分けるところまでは、実際の映像で動きました。同じ動作でも場面によって見るべき基準が違うので、初動・交差点・荷役まで見分けるところを次に作ります。

「ちゃんと見た」を、記録に残る形にする
運転者の姿勢から、頭がどちらへ、どれだけの時間向いていたかを読み取ります。向きの深さは、鼻と両耳の見え方から推し量る代理の指標を使っています。角度そのものを測るモデルは、これから確かめる部分です。

自社の基準で採点し、根拠のコマを残す
採点のルールはシステム本体から切り離して持たせる設計です。運転者ごとのカルテと一緒に、減点の根拠になった映像のコマを出力するため、点数には必ず理由が付きます。

期待できる変化
運転映像から安全を採点できる
既存のドライブレコーダーの映像のままで成立する見通しが立っており、カメラの買い替えも設定変更も要りません。映像を外へ送らず現場側で判定する構成も検討していますが、こちらはまだ試算の段階です。抜き取りだった安全確認を全運転の記録へ広げられるか、これから実機で確かめます。
