レジのデータから、眠っていた在庫1.07億円が見つかった

課題
既存のPOSには100を超える分析メニューがありました。ところが現場からは「ボタンがたくさんあって、どれを使えばいいか分からない」という声が上がります。粗利の低い店の原因を追うにも、店舗別、カテゴリ別、ブランド別と画面を渡り歩くことになる。そして在庫は、そもそも分析されていませんでした。
サービス概要
レジのデータを分析したら、1年近く動いていない在庫が1億円分眠っていることが分かった案件です。小売チェーン向けのPOSシステムに、売上と在庫をAIが分析する機能を載せています。どの店のどの商品が何日動いていないかを原価で積み上げ、他店では売れている組み合わせを見つけて、店舗間で振り替える指示書まで出します。
ソリューション
眠っている在庫を「円」で言い切る
長く売れておらず、仕入れも止まっている在庫を「眠っている在庫」と決めて、商品、ブランド、カテゴリ、店舗ごとに金額で積み上げます。「在庫が多い気がする」が、どの店のどの商品が何日眠っていて、原価でいくらか、という1つの数字になります。

店舗間の偏りを、翌日送れる指示書にする
A店で眠っている商品がB店では売れている、という組み合わせを突き合わせ、重複を除いて動かせる金額を出します。商品名・移動元・移動先・点数をCSVで出力するので、分析を見て終わりではなく、翌日そのまま店舗へ送れます。

結論の下に、必ず根拠を置く
いつもと違う動き、離れていきそうな顧客、期末の着地見込み。こうした分析をワンクリックのレポートにまとめ、結論の下に必ず根拠の集計と明細への導線を付けました。「結果だけ見えても、前提のデータが見えないと判断できない」という現場の声から、数字の出どころへその場で降りられる形にしています。
導入効果・まとめ
在庫の淀みを金額で見せられる
実データの検証で、在庫の1割以上、金額にして1億円分が長く動いていないと分かりました。そのうち数千万円分は、他店へ移せば売れる見込みのある商品です(この数千万円は1億円の中に含まれる分で、別に足される額ではありません)。あわせて、画面ごとに食い違っていた売上と粗利の数字を、別の集計で1つずつ計算し直して揃えました。眠っていた在庫が、金額と行き先のついた指示書になって店舗へ届きます。
